Kudox Rev 2

Keyboard

沼の入口でウロウロしてたら、Pixiv BOOTHの存在を知ってしまった…。自作の分割キーボードが色々と並んでいて、あぁもうダメぇええってなって閉じること数回。初めて遊舎工房を訪れたときのようなドキドキがいっぱいあってもうダメなの。

でもやっぱり見ちゃうよねっていう。私の中では一体型以外には選択肢がなかったはずで、自分にとっての究極のキーボードを手にすることが最終目標のような気がしてたけど、あれれ、なんだろうこの胸騒ぎ。そもそも私の手がでかいこともあって、「T」のキーは右手で打つ私。ひどい癖だなーとは思いつつ、でも治らない。でも、ちょっとだけ理解できたのかも知れない。あんまり気負わずに楽しそうなガジェットとして癖のついた実用性をプライオリティセカンドに考えてもいいんじゃないのかな。それが果たして自分の最適の入力デバイスなのかは分からない。でも触ってみたいやつです。原付きにしか乗ったことなくていつも車な私でも、大型バイクがかっこいいなぁって思うのと同じ。しかも、それを見るだけじゃなくていじり倒せるのが自作キーボードということなんだろうか。すげー前置き長くなったけど、つまり欲しくなったわけだ。

よし。なんか買わせてもらおう。

そうは言っても40%は一回Vortex Coreで挫折しているから(いやその後ちゃんと使えるようにしたぜ!)、やっぱり60%以上は欲しい。そしてまだ段落のないPlankに行くほど勇気がないので、なるべく60%を分割したようなものがないだろうかっていう視点でウロウロしていると「Kudox」に目が行った。

くまお工房 – Kudox rev2 基本セット https://booth.pm/ja/items/1703779

 

いいじゃん!配列は通常のStaggered、さらに矢印キーを置くスペースもあって親指付近もそんなにキーが多くない感じ。分割が初めてでも触りやすそうっていう私の気持ちにバッチリと合致。これならうまく打てるんじゃないかという気がしてきた。

Booth自体が初めてだったので会員登録して基盤色・白のキットを「くまお工房」さんから購入させていただきました。ドがつくほど初心者が購入して怒られないだろうかとビクビクしながら…。

Kudoxのスペック
  • 分割型66キー
  • Pro Micro x2
  • バックリット、アンダーグロウRGBなし
  • ホットスワップ(MX 5穴スイッチ)
  • 専用基板+アクリルシート
  • QMK対応
Kudoxのビルド

数日の後に到着。去年の暮だったので、ちょうどお休みのプロジェクトにいいなぁっていう気持ちもあったんだけど全然我慢できず。いきなり年内に手を付けました。

残念ながら、というかあまり熱中していたため全然写真とかも撮らずにいたため、記事としてはめっちゃつまらなくなったかも知れません。人間、真剣になるとこういうことなんですね。

スペックとしては自作キーボードのほとんどが採用してるmega32u4を搭載したPro Micro。専用基板があり、これが実は左右同じものを裏返して使うっていう頭の良さ。分割したそれぞれのボディにPro Microが1枚づつ載ります。

実はビルドガイドのWebページとか最初ないものと思ってた。BOOTHのページにもそのようなリンクもなく、ものすごく愛情のこもった梱包に含まれていた紙の設計書1枚で少し心細くスタート。実は後で理解したのだけど、考えてみれば、ファームウェアもすでに書き込み済みとのことなので、組み上げるだけならそれでもいいわけですもんね。そして、ビルドガイドをオンラインで見たい人は普通に先にGithubのプロジェクトページへ行けばいいだけだったっていうことに気づいた…。この存在を知ったのは結構後だった説…。

Kudox Rev2のビルドガイド

まずはコンデンサを各スイッチごとに基盤に実装。さらにKudoxはホットスワップなので、Kalihのホットスワップシューをハンダ付けで実装します。

Kudoxは全66キーなのでその全てにハンダ付けをします。

上の方の写真がスイッチを差し込む側です。なんで穴がハの字になっているのかというと、同じ基盤を左右共に使うからです。うををぉぉお!設計が頭良すぎてクラクラしてきます。

この他、RSSTコネクタやリセットスイッチなどをハンダ付けします。

一度PCBの通電をチェックしてね!って書いてあったのを思い出したのでここでやっとこう。でもあれです。ここでうっすらとしか理解していなかったマトリックス配線をやっぱり理解しないとならないのねということで整理してみた。そして、ビルドガイドの写真だと、なんか基盤の形が違う…。結局こんな図を作って自分に言い聞かせるように通電チェック。

普段の私だと、だいたい1個や2個エラーが出るものだけど、今回はうまいこと行った。いや、もちろん後で問題出るんだけどね。

白状すると、せっかくオマケでお送りいただいたコンスルーは使用しなかった。何故なら、その後訪れるエラーの嵐に、きっとPro Microのハンダ付けをした方がいいじゃない?って心の奥で誰かが叫んだからw ごめんなさい!今回はありがたく保管して流用しよう。そしてどうやらコンスルーを使用するといいのは、Kudoxに関わらずPro Microを使用するものでは、MicroUSBコネクタが無理に引っ張ったりするとモゲる事件が多いそう。そしてそれを防ぐためには着脱可能なコンスルー、そしてUSBコネクタをエポキシで固めたおいた方がいいとのこと。

ええ、やりました。そして塗りすぎてコネクタ内部まで樹脂回っちゃってあとでゴリゴリして取ったまでがデフォルトです。でもお陰で不安なく使えるようになりました。

ここまで来ると後は組み上げるだけなのだけど、ここで詰んだ。

何が詰んだかというと、QMK Firmwareで書き込みがうまいこと焼けず、色々試してもコンパイルできるけど焼けない。なるべく設計者の方にはご迷惑をおかけしてはいけないと思ったものの、これは自分では解決できそうもない。恥を忍んでメッセージを送ってしまった。しかも年末の忙しいであろうときに…。

なんと、ものすごく快く返信をいただき、DFUモードにならなければハードリセットを基板上でやってみ?と。(いや、もっとご丁寧な口調で教えていただいたんですがw)

これもダメだった。やはり失敗する。結論からいうとものすごいミスを私がしていた。

 

これが状況を把握いただくために送った写真。Pro Microの基盤の向きが左右で逆ですよ!とご指摘いただきまして。えーーーー!マジか。本当だw 左右共用基盤の落とし穴!すげー恥ずかしい気持ちで基盤を裏返し、何事もなかったかのように書き込みがうまく行った。本当にすみません…。今年1年反省します。

あとは、スイッチを付けてアクリルプレートと基盤をネジ止め。TRRSケーブルは短いめが欲しいなーと思って、TALPさんというWebショップで見つけたこれを入手しておいた。

Just a moment...

とりあえず完成なのだ。

Keymapを好みに合わせる

思いっきりkeymapがdefaultなので、ここからいじって行った。

やりたいことは、US配列でほぼ通常に打てた上で親指付近に便利なものを配置する。やったのはこういう感じ。

66キーもあるのだから、IMEは一応一発でトグルできるようにしたけども、指が勝手に打っちゃうだろうから、Alt+`も残した。そしてトグルではなく日英それぞれにキーを割り当てた方が便利そうではあるけど、トグルに慣れすぎているので今はこうしておく。そのうち変えてみるかも。

ビルドガイドにはGithubの使い方も含めて丁寧な動画もあるので、ほぼ迷うことなく進めることができる。私はなぜかデスクトップPCからだとエラーで書き込めなかったけど、ラップトップだと問題なかった。QMKの設定でなんかミスしているっぽいからそのうち再インストールしよう。コンパイル自体には問題なかったので、その後はデスクトップでQMK Toolboxを使って書き込みしている。

これで全部完了。あとは慣れていけばいいんだと思う。

ほぼ100点だと個人的に思うKudox Rev2だけど、ひとつだけ弱点があった。

これ。2U以上にはスタビライザーを付けたいなぁと思う。慣れちゃえばこれも問題ないと思うけども、やっぱりつけたいな-というのが本音。それでも全体的な打鍵感は思った以上に満足感高くて、配列以外に違和感はほとんどない。若干厚みがあるのでもしかしてリストレストがあれば、もう少し打ちやすいかも知れない。でも分割したリストレストを置き始めると、いよいよデスクの上が煩雑になりそうなので避けたいところ。将来、mega32u4をSMD方式の実装で薄くしたり、スタビライザーOKでブラスプレートなんかのオプションがあったら3万円でも買いたいと思う年頃だったりするw

というわけで、初の分割型キーボードでしたが、Kudox Rev2は予想以上に楽しく、面白く、そして実用的なキーボードでした!

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