TOFU 60 アクリルケース

Keyboard

また前置きが長くなるんだけど、キーボードケースは、ロープロファイルとハイプロファイルのどちらが好きですか?個人的な好みで分かれるわけだけど、実はハイプロの方が好き。ロープロはスイッチのハラワタが見えちゃっているように感じて、まるで大笑いして歯ぐきが見えちゃっているというか、大型旅客機の着陸直後の逆噴射のようにジェットエンジンのカウルズレちゃっている状態のように感じてしまって…。Kalihなら見えないじゃんと思われるかも知れないけど、やっぱりスイッチ上のキーキャップにきっちり高さがあっている方が、気のせいで安定感があると感じちゃうからなのかも知れない。

Tofuケース

そんななか、自分のデイリードライバーになっているのは、DZ60 Rev3+Tofu 60ケース。PCBは遊舎工房で、その時点ではTofuケースが遊舎工房で売られていなかったので、Kdbfansで直接輸入したもの。(遊舎工房さんでも最近販売を開始している)

これが自分には一番しっくり来た。何百ドルもするようなハイエンドなケースではフレックスカットやトップマウントが主流なのかも知れないけど、誰にでも手が届く範囲の価格帯で入手性が高いものと考えると、どうしてもトレイマウントになる。汎用性が高い分、最初に手を出すにはよいケースだと思う。

読み応えのあるBrian Lee氏のレビューを見ていても過去の2018のベストケースのひとつに選ばれている。

https://brianlee.blog/2018/12/29/best-of-keyboards-2018/

その後でこっちを見つけて、Tofuを購入してなかったらこっちを選んだかもだけど。

Just a moment...

何しろシンプルかつアルミ製で重量感たっぷり。そのお陰もあって打鍵感は最高。ペラペラのロープロファイルと比較してもその重厚感は最高です。

Tofu 60 アクリルケース

そんなわけで、今のTofu60で特に不満があるわけではない。むしろベストチョイスだと思うっているわけなので、じゃあ浮気するならやっぱりTofuシリーズの中で考えようかなと。今使っているDZ60 Rev3はRGB版ではないのでバックライトはない。それでもアンガーグローのLEDは装着されている。

これが何を意味するかというと、TofuケースはPCB裏が塞がれているわけなので、LEDがあっても何も見えないことになる。宝の持ち腐れ。なのでQMKでRGB設定をそもそもオフにしているくらい。誤ってONになって夏に熱とかこもられても嫌だなとか思ったので。

そういうわけで少しケース重量を落としても、せっかくのアンダーグロウが活きるフロストのアクリル版を買ってみたというわけです。

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$88は結構高いのねとも思ったけど、考えればアルミと同様にCNCで切削しているんだと思えばそうなのかと納得。

到着

コロナさんの影響で中国の旧正月の休み明けがだいぶ伸びていたけども、再開したぜっていうポストを見たので2月の終わりに注文。それにしても混雑しているんだろうなーって思ってたら、1週間もせずに届いてちょっとびっくり。

当たり前だけど普通にTofuケースですね。一番違うのは重量。アルミ版が763gなのに対してアクリル版は約359gと半分以下。これは素材なので仕方のないところ。これがどこまで音や打鍵感に変化を生むかはやってみないとわからない。

後は細かいところとして、ネジ穴のベースとなる円形部分に金属パーツが圧入されているため、その部分が少しサイズが大きくなっている。

PCB載せ替えの作業としては、ネジ止めされているPCBを入れるだけなのでものの数分で済んちゃう話だけど、乗せてみて「あー」って思ったのがこの状態。

アルミのTofuケースには打鍵感と音に好みを求めてEVAフォームが入れてあったのだ。EVAはちょうどよいサイズが通販でなかなか見つけられなくて、結局ここで注文したもの。

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3mm厚だと少し厚すぎたので、2mmでもいいのかなぁと思ったけど、Tofuケースには元々ウェイトを入れるための切込みがあって、これが深さ3mmもあるので結局3mmを購入した。切り込み部分をプラスするとその部分は深さ6mmも空いていることになって、いわゆるホローな状態の音になってしまうから。

アクリルケースはフロスト状態なので、LED部分さえ穴が空いていてくれれば黒いフォームも目立つことなく、ちゃんと光が通ってくれるかなと。

EVAフォームの穴あけ加工

穴あけ加工とかいうレベルではなくて単にカットしているだけなんだけど、EVAが3mm厚だったゆえに割とPCBとの接触がきつめになっている。お陰でパーツがぶつかっている部分には後がついていたので、これを彫刻ナイフとポンチで加工した。

スクリューポンチはレザー加工なんかで使うやつですが、キーボードの自作で使うことになるってちょっと新鮮。穴を開けたい場所にポンチを当てて押し込むと先端が回転してカット&切り取った部分を回収してくれるっていうもの。5つのサイズがあるので円形の部分、ここではスイッチの足用に小さなサイズで選択。なかなかいい感じだ。

LED部分は正方形なので彫刻刀でカット。

割とうまいことできたので、恐る恐るPCBとケースの間に挟んで通電をば。

あら、思ったよりも違和感ないね。黒いフォームがどう見えるか少し心配だったけどアクリルのフロストが効いて黒く見えない。そしてLED部分の光量はEVAフォームフォームなしの場合に平ベルト体感30~40%くらい落ちているような気がする。でもキーボードのLEDって明るすぎて光量落として使うことが多いので、特に問題ないと判断。このままでよしとした。

ちなみにネジはアルミ板と同じもので磁石にくっつくタイプ。これが磁石につかないステンレス製とかだと結構気分が凹む。ので安心して購入できる。まあ好みのM2に変えればいいだけの話ではあるけど。こういうのをひとつ買っておくと便利。

おわりに

重量は半分以下になったのが唯一ネガティブかなぁ。でも、EVAフォームを敷き詰めたことで、比較的アルミ版から違和感なく引っ越しが完了した。これ以上を求めるならいつかはトップマウントのケースを試してみたいものだなと思う。そのうちブラス製のウェイトとかカスタムで欲しいなって思ったりもしている。

RGB機能を無効にしていたのでQMKで調整して書き込み。これで完成。色々なバリエーションを色々お楽しみ中。最終的には暗めにレインボー状態にするか、SAIを下げて白色状態にしたのも結構好き。せっかく色々写真とったので以下並べておきます。

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