Vortex Coreのお供ににピッタリなNumATTACK16

Keyboard

さて、今回は4×4のテンキー。Bluetooth対応にしたAttack25をビルドしたのに続き同じく25KEYSさんの作品「NumATTACK16」にも手を出しました。こちらはBMPを使うわけではなくmicroUSBで接続するもので、Vortex Coreの隣に置いても威圧感のない最小構成のテンキーパッドです。USBで給電されるので、アンダーグローなRGBを手に入れることができるというもの。ビルドの楽なPro Micro版と細かい実装ハンダ付けが楽しめるSMD実装版の2つがあります。SMD版の方を選択しました。

NumATTACK16 - 25KEYS - BOOTH
NumATTACK16はその名の通りナムパッドであり、最大16キーのマクロパッドとしてもお使いいただけます。 特徴 ・4行キーボードに合わせやすい4行レイアウト ・一般的な2uキーにも対応したユニバーサルプレート ・Cherryの正位置(南向きLED)に対応 ・インスイッチバックライトLED ・アンダーグロウRGB L...

注文して数日で届いたのがこちらのキット。下の方はブラス製のプレートで別売りとなっていました。上にも書いたけど表面実装のSMD版を今回は選択しています。Pro Microではなくチップなどを直付けすることで、その隣りで使おうと思っているVortex Coreのロープロファイルに合うはずというのがその狙い。その代わり少しハンダ付けの難易度が上がることになります。とはいえ、キーボードを自作する人なら誰でもできるんじゃないかと思います。M2サイズのネジと比較するとパーツの小ささ分かっていただけるかと。

先にホットスワップ化しておく

流れ的には表面実装へ行っちゃいたいぞという気持ちを抑えつつ、先にホットスワップ化をしておきたいと思います。今入力中のDZ60は遊舎工房で購入したものだけど、Digi-Keyで前に購入していたこちらを採用。

https://www.digikey.jp/product-detail/ja/mill-max-manufacturing-corp/0305-2-15-80-47-80-10-0/ED90584-ND/2639493

遊舎工房と同じものだけど仕上げが錫で少し安い方。@15.2円だったのでキーあたり約30円とまあまあお安い。合計で16キーなので500円以下でホットスワップにできちゃうんだからいいご時世です。

ソケットを差し込んだらマスキングしてピンを仮固定。この状態で反対側からピンの中にハンダが入り込まないように気をつけて作業。ランドとピンを熱してからハンダを流し込むとうまくいきやすいです。そしてあっという間に作業が終わります。先にスイッチにピンを付けてからやるといい的なことをRedditで読んだことがあったんですが、ピンが案外固いので、この方法で特に問題ないです。これで事前準備は完了。

表面実装する

プロセッサはMega32u2、Pro Microによく搭載されているMega32u4とほぼ同じもの。違いは、U2にはUSB回路が内蔵されているので、今回のような用途に向いているっぽいです。なんて偉そうなことをいいながら、実はSMDのハンダ付けとか初体験なんですけどね。

実装作業はしっかりとしたビルドガイドが用意されていたので迷うことはありませんでした。初体験だったSMDのハンダ付けはしっかりフラックスを塗布したものの、温度が200度台と低くて失敗。さらに焦って足がズレたまま3面付けちゃって、310度くらいまで温度を上げてなぞり直し、さらに足をちょっと曲げるとかを経てなんとかなった。ある程度のところで一度ファームウェアを書き込んでみて確認。ふー。

NumATTACK16 SMD版ビルドガイド | 25KEYS

水晶が4本足で確かに少し難しかったですが、チップほどの足が多いものに比べれば全然楽。ダイオードなども方向さえ間違えなければ特に心配するようなものでもなかったです。でもこれクセになりそう。どんどんハンダ付けしたくなる。

少し順調に行き過ぎているので、そんなわけはないなぁと思っていた矢先にデッカクやらかした。LEDのSK6812MINIは温度に弱いってことで注意しながらやったつもりだけど、2つ目でどうやら焼いちゃったっぽい。スペアはあるので取り替えようと4ヶ所剥がそうとしたとき、誤って溶け切れてない状態でLEDを引っ張っちゃったっていう。その結果、まさに剥がれてしまって基盤のランドごといっちゃった…。はぁ…。

なんだろうなこういうの。俗に言うおっちょこちょいなのかな。前にOSのインストーラーだったCD-ROMを机の上で引きずっちゃったら、表面に固いゴミがあって、表面を傷つけて読み込めなくなって詰んだことがあって、そのときは結構落ち込んだ。なにしろ、こういう失敗多い。完全に自分が悪いやつ。

で、写真を見てもらえばわかるけれども、剥がれちゃった部分を配線して誤魔化してみた。LEDはシリアルにつながっているので、行けるかなと思って。奇跡的にこれでリカバリーになったので落ち込んでいた気持ちが一気に晴れた。おっちょこちょい&単純な性格なんだと思う。

何はともあれハンダ作業は完了。

ビルドガイドを読んでいたら、上下で挟むアクリルパーツの表面ををヤスリで削ってスモーク状態にすると、LEDの光がよく回ってキレイのとのこと。もちろんやっておこう。引き出し開けたら#240が目に入ったのでこれでいいかな。

あとはキーキャップを乗せるだけだけど、今回は「0」と「Enter」を2uサイズにするので、lubeしたスタビライザーを載せた。16キーしかないので悩んだところではあるんだけど、テンキーは通常ほぼブラインドタッチで入力することが多いはずなので、フルキーで慣れている配列に近づける作戦とした。「0」キーをLTでレイヤーを切り替えて「/」「*」に対応するようにした。

あ、こっちの写真だとNum Lockになってるけどそこが「+」予定。隣のマウスと比べると小ささが分かりますね。かわいいです。

で、今回はせっかくブラスプレートもあることだし、太っ腹にZealスイッチで行こうかと。基本で静音リニアが好きなのでPink Sakurios 62gを採用。

USBを接続してファームウェアを書き込み。

Attack25配下にある16の方を選択して、キーマップを少しいじって書き込む。特に悩むところはないかと思います。本家ではないですがファームウェアはここです。

qmk_firmware/keyboards/attack25 at feature/attack · monksoffunk/qmk_firmware
keyboard controller firmware for Atmel AVR and ARM USB families - monksoffunk/qmk_firmware

完成です。Vortex Coreと並ぶといい感じのバランスですね。ゴム足は後ろ側はCoreに付けたのと同じ大きなものに変えてあります。

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